越境EC返品ソリューションのReturn Helper、6億円のシリーズA調達完了——AI戦略で売上60%超成長

香港のテック企業「Return Helper Limited」が、越境EC向け返品ソリューションで6億円(400万米ドル)のシリーズA資金調達を完了した。Cathay Venture、MLCベンチャーズ(三菱倉庫CVC)、Jun Yue Investment Co., Ltd.が新規投資家として参画し、既存投資家のColopl Nextも追加出資している。

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AI戦略で前年比60%超の売上成長を実現

Return Helperは2025年度に前年比60%超の売上成長を達成し、下半期には黒字化を実現するなど、わずか1年で飛躍的な成長を遂げた。この成長の牽引役は、オペレーション全体へのAIの戦略的展開だ。

AIを活用することで、業務効率の大幅な改善、処理時間の短縮、マーチャントとマーケットプレイスにとってより良い返品体験の提供を実現。現在、AIは同社の20拠点以上に及ぶ海外倉庫ネットワークにおいて、大規模な越境返品管理の基盤となっている。

CEO Roy Wanは「越境ECにおける最大の損失は、返品が開始された後に発生する。私たちはAIを活用して、損失が起きるチェーンを測定・体系化・修正することで、そのギャップを埋め、新たな価値に転換させていく」とコメントしている。

新市場展開とAIエージェント、リコマース事業に注力

調達資金は、新たな海外市場への展開、AIエージェント領域への投資強化、急成長中のリコマース事業の拡大に集中投下される。リコマース事業では、返品された商品をコストの負担から回収可能な収益源へと転換することで、世界中のマーチャントとマーケットプレイスに新たな価値をもたらす。

日本市場での継続的な投資を強化

Return Helperは日本において、以下の領域に継続的な投資を行う方針を示している。

まず、日本のユニークかつ世界で需要のある商材のリコマースを優先的にサポート。日本のマーチャントが販売する商品は他国のマーチャントが扱う商材と比較して再販価値が高く、現地での現金化をはじめとする返品以外の選択肢の拡充を求める声が多く寄せられている。最新の市場価格に基づいたリアルタイム提供やワンクリック再出品機能など、リコマース機能の強化を優先的に推進する。

また、日本の越境EC事業者からB2C配送サービスへの需要の高まりを受け、日本発のエコノミーグレード配送サービスの開発を推進。返品にとどまらず、日本から購入者への発送を担うフォワードロジスティクスの強化にも取り組む。

Return Helperは、20拠点以上の海外倉庫を運営し、30社以上の物流・キャリアプロバイダーと提携。Amazon、eBay、Shopify、TikTokをはじめとする多数のECマーケットプレイス・プラットフォームをサポートしており、中国、香港、日本、シンガポール、台湾にオフィスを構えている。

詳細は以下よりご確認ください。
Return Helper、6億円(400万米ドル)のシリーズA資金調達を完了

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