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意思決定がダルい、という感覚。

学生のアイデアコンペで審査員をした時のこと。
未来の事業やサービスをプレゼンする内容だったのだが、その過程に出てきたフレーズが頭に残っている。

それがタイトルにある「意思決定がダルい」というセリフだ。

Amazonでも、Yahooニュースでも、Spotifyでも、最近は何をするにも最適化された情報がもらえる。
自分のログを解析してくれて「あなたにおすすめ」を勝手に出してくれる。

そんな自動最適化の精度が上がるほど、減るものがある。

それが「意思決定の機会」だ。

自分から探さなくても、自分で選ばなくても、おすすめに身を任せればいい。
若者の検索離れ、などが叫ばれる昨今だが、このまま進めば「意思決定離れ」もそう遠くない。

そう感じさせられるセリフだった。

具体的には「コンビニなのでお茶だけでも何種類もあるけど、正直どれでもいいし、選ぶのが面倒だ」という話だった。

こんな話をすると「若者から考える力がなくなる」なんて悲観的に捉える人も多いだろう。

ただこのセリフを放った若者は違った。

「これまで正直どうでもいいことに意思決定力を使いすぎていた。これからは本当に必要なことに意思決定力を使えるようになる。」

なるほど、確かに。

若者は考える力を失っているのではない。

考えているからこそ、考えなくていいことを上手に排除しているのかもしれない。

 

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この記事を書いた人

立教大学法学部を卒業後、2007年に大手広告会社に入社。営業職時代に第1回の販促会議賞(現:販促コンペ)を受賞し、プランナーに転向。その後、同コンペで5大会連続入賞。2013年に社内ベンチャー「サークルアップ」事業を立ち上げ、2014年度のグッドデザイン賞ビジネスモデル部門を受賞。現在は、新規事業開発や採用ブランディングに関するディレクターとして活動。日経COMEMOのキーオピニオンリーダー。
主な受賞歴としてアメリカのOne Show、ドイツのRed dotデザイン賞、日本のキッズデザイン賞など。
著書に「広告のやりかたで就活をやってみた」
「なぜ君たちは就活になると、みんなおなじようなことばかりしゃべりだすのか」

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