住友ゴム工業株式会社が設計・開発した人工芝システムが、日本ラグビーフットボール協会の「JAPAN BASE」第2グラウンドに採用され、「World Rugby認定人工芝フィールド」の認定を取得した。日本代表チームの強化拠点において、国際基準を満たす高品質なグラウンド環境が整備されることで、選手の安全性確保と競技レベル向上への貢献が期待される。
World Rugby認定の技術的意義

World Rugby認定人工芝フィールドは、国際ラグビー連盟が定める厳格な品質基準をクリアした人工芝システムのみに与えられる認定だ。この認定を受けるためには、ボールの跳ね返り、衝撃吸収性、滑り抵抗など、選手の安全性とプレーの質に直結する複数の性能項目で基準値を満たす必要がある。
住友ゴム工業の人工芝システムは、同社が長年培ってきたゴム技術とタイヤ開発で蓄積された材料技術を活用している。特に、選手が激しいコンタクトプレーを行うラグビーにおいて重要とされる衝撃吸収性能と、天然芝に近いプレー感覚を実現する技術面での優位性が評価されている。
日本代表強化への貢献
「JAPAN BASE」は日本ラグビーフットボール協会が運営する日本代表チームの強化拠点施設であり、今回認定を受けた第2グラウンドは代表選手の練習や強化合宿で使用される。World Rugby認定の人工芝フィールドの導入により、天候に左右されない安定したコンディションでの練習環境が確保され、国際試合に向けた選手の準備に最適な環境が提供される。
また、認定人工芝フィールドは国際試合での使用も可能となるため、日本でのテストマッチや国際大会開催時における会場選択肢の拡大にも寄与する。これは日本ラグビーの国際的な地位向上と普及促進の観点からも重要な意味を持つ。
人工芝市場での技術競争力
スポーツ用人工芝市場では、天然芝に近いプレー感覚の実現と選手の安全性確保が重要な技術課題となっている。住友ゴム工業は今回の認定取得により、ラグビー分野における技術力の高さを実証し、今後の事業展開において競争優位性を確立したといえる。
同社では、この実績を活かして国内外でのスポーツ施設向け人工芝システムの提案を強化していく方針を示している。特に、2019年ラグビーワールドカップ日本大会の成功を受けてラグビー人気が高まる中、競技環境の向上に貢献する技術として注目を集めそうだ。
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