中小企業が抱える「人手不足なのに給与を上げなければならない」という経営課題に対し、生成AIと人事評価制度を組み合わせた解決策が注目を集めている。株式会社給与アップ研究所は2024年4月18日、この手法を解説する無料オンライン講座を開催した。
業務改善とAI活用で月116時間削減を実現

講座では、従業員30名規模の企業を想定した改善シミュレーションが紹介された。業務棚卸による非効率業務の可視化から始まり、生成AI(Claude Code)による業務自動化、人事評価制度との連動により、月間116時間の削減、年間約417万円のコスト削減(削減率66%)という具体的な効果が示された。
中小企業が直面する①人手不足の深刻化②賃上げ圧力の上昇③業務の属人化・非効率という3つの課題に対し、「今いる人数で成果を最大化する組織づくり」の重要性が強調された。単なるAIツールの導入ではなく、「限られた人数でも利益を生み出せる組織への転換」を目的とした包括的なアプローチが特徴だ。
「生産性向上→給与アップ」の好循環モデル
多くの企業が抱える「給与を上げたいが利益が残らない」という課題に対し、講座では「削減した時間を利益につながる業務へ再投資する」好循環モデルが提案された。業務を「継続・圧縮・移管・廃止」の4分類で整理し、AIを適用する優先順位を設計することで、現場で定着しない、効果が見えないといったAI導入失敗を防ぐ仕組みが解説された。
業務棚卸・可視化を行う「ジョブオペ®」とAIによる業務自動化を支援する「Claude」を組み合わせたこのアプローチは、単なるコスト削減ではなく、社員への還元まで視野に入れた組織改革を目指している。
実践的な支援者育成へ
給与アップ研究所では、本講座の内容を実践的に学べる「AI人事評価コンサルタント認定講座」も提供している。業務整理・AI活用・人事評価制度まで一貫して支援できる人材の育成を目指し、実際の提案・導入を前提とした体系的なカリキュラムが組まれている。
生成AIへの関心が高まる中、「AIを導入したい企業」は増加しているものの、包括的な支援ができる人材はまだ不足している状況だ。同社はこうした人材育成を通じて、企業の利益改善と給与アップの両立を支援していく方針を示している。
詳細は以下よりご確認ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000130.000080381.html
