リクルートワークス研究所は、有配偶女性のキャリアパターンと離職・転職の選択要因に関する実証分析結果を発表した。結婚・出産を機とした女性の働き方の変化について、定量的なデータに基づく詳細な分析を行い、キャリア継続の要因を明らかにした。
目次
3つのキャリアパターンと選択要因

分析では、有配偶女性のキャリアを「正社員継続」「転職」「離職」の3パターンに分類し、それぞれの選択要因を調査した。正社員継続を選択する女性の特徴として、職場での上司や同僚からのサポートが充実していること、配偶者の家事・育児への協力的な姿勢、そして勤務先の子育て支援制度の充実度が重要な要因として挙げられた。
一方、転職を選択する女性は、より柔軟な働き方を求める傾向が強く、現在の職場環境と理想とする働き方のミスマッチが主な要因となっている。離職を選択する女性については、配偶者の収入水準や子育てに対する価値観が大きく影響することが判明した。
企業と社会への示唆

今回の分析結果は、企業の人事戦略や働き方改革の推進において重要な示唆を提供している。女性の継続就業を促進するためには、制度面での充実だけでなく、職場文化の醸成や管理職の意識改革が不可欠であることが浮き彫りになった。
また、配偶者の理解と協力が女性のキャリア継続に大きな影響を与えることから、夫婦間でのキャリア形成に関する対話の重要性も指摘されている。企業においては、女性社員だけでなく、その配偶者も含めたサポート体制の構築が求められる。
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