Plus W株式会社は、パキスタンの高度IT人材を日本企業へ送出する「パキスタン高度IT人材育成・日本語教育事業」を開始した。現地の豊富な人材プールと高い英語スキルを活用し、日本のIT人材不足解決を図る。
パキスタンのIT人材が注目される理由

同社が今回パキスタンに注目した背景には、豊富な理工系人材の存在がある。パキスタンでは年間約7万人のIT系卒業生が輩出されており、人口の49%が24歳以下と若年層が多い。また、英語が準公用語として位置づけられているため、英語でのコミュニケーション能力が高く、国際的なIT企業での実務経験を持つ人材も多数存在する。
特に注目すべきは、パキスタンのソフトウェア輸出額が年間25億ドルに達していることで、これは同国の技術力の高さを示している。加えて、時差が日本との間で4時間と比較的少なく、リアルタイムでの業務連携が可能な点も企業にとってメリットとなる。
育成・送出プログラムの概要

新事業では、現地でのIT技術研修と日本語教育を組み合わせたプログラムを提供する。具体的には、プログラミング、システム開発、データ分析などの技術スキル向上に加えて、日本のビジネス文化や労働環境に適応するための日本語教育を実施する。
同社は現地パートナーとの連携により、優秀な人材の発掘から育成、そして日本企業への送出まで一貫したサービスを展開する予定だ。これにより、日本企業は質の高いIT人材を安定的に確保できるとともに、パキスタンの若手IT人材には日本での就業機会を提供することが可能となる。
日本のIT人材不足解決への期待
経済産業省の調査によると、日本では2030年に最大79万人のIT人材が不足すると予測されている。この深刻な人材不足に対し、海外からの優秀な人材確保は重要な解決策の一つとされる。
Plus Wの今回の取り組みは、これまで主流だった東南アジア諸国に加えて、新たな人材供給源としてパキスタンに着目した点が特徴的だ。同国の豊富な人材プールと高い技術力を活用することで、日本企業の多様なニーズに応えられる人材の確保が期待される。
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