日立製作所がAI創薬スタートアップのMOLCUREと協創を本格化させ、製薬企業間でのデータ活用を促進する「秘匿AI基盤」の開発に取り組む。データを秘匿したままAI学習を可能にし、創薬プロセスの効率化を図る。
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製薬業界の課題解決に向けた新技術

創薬プロセスには膨大な時間とコストがかかり、成功確率も低いという課題がある。特に製薬企業間でのデータ共有は競争上の理由から困難とされてきた。
日立とMOLCUREが開発する「秘匿AI基盤」は、各社の機密データを暗号化したまま機械学習を実行できる技術基盤だ。データの内容を他社に開示することなく、複数企業のデータを活用したAI学習が可能になる。
MOLCUREとの協創体制
MOLCUREは2019年設立のAI創薬スタートアップで、独自のAI技術により創薬候補化合物の探索・最適化を行っている。同社は既に複数の製薬企業との共同研究を進めており、AI創薬分野での実績を持つ。
今回の協創では、日立の持つ秘匿計算技術とMOLCUREのAI創薬ノウハウを組み合わせることで、製薬業界全体でのデータ活用促進を目指す。
今後の展開とサービス提供
両社は2024年度内のサービス提供開始を目標に、技術開発と実証実験を進める予定だ。まずは複数の製薬企業との概念実証(PoC)を実施し、実用性の検証を行う。
秘匿AI基盤により、従来は各社が個別に保有していた創薬データを安全に統合活用できるようになれば、AI学習の精度向上と創薬期間の短縮が期待される。製薬業界のデジタル変革(DX)加速につながる可能性がある。
詳細はこちらよりご確認ください。
