ビジネス英語特化型オンライン英会話サービス「Bizmates」を運営するビズメイツ株式会社が、IT企業における外国籍人材の定着・活躍に関する実態調査を実施。高度外国人材の約8割が定着しており、成功の決め手として「初期フォロー」「公正評価」「多文化理解」の重要性が浮き彫りになった。
高度外国人材の8割が定着、定着要因が明確に

調査は2024年11月に実施され、IT企業の人事担当者106名から回答を得た。結果によると、外国籍人材の定着率は「高度外国人材」で約8割と高い水準を示している。
定着の成功要因として、最も重要視されているのが「入社初期のフォロー体制」で、具体的にはメンター制度の導入や定期面談の実施などが挙げられた。次に「公正で透明性のある評価制度」が続き、国籍に関係なく成果や能力を適切に評価する仕組みの構築が重要であることが判明した。
多文化理解と組織風土の改善が課題

一方で、外国籍人材の活躍を阻む要因として「多文化理解不足による組織風土の問題」が指摘されている。日本人社員の異文化に対する理解不足や、コミュニケーションスタイルの違いから生じる摩擦が、外国籍人材のパフォーマンス発揮を妨げるケースが多いという。
調査では、外国籍人材が直面する具体的な課題として、暗黙の了解や非言語コミュニケーションへの対応、日本特有の業務プロセスへの適応などが挙げられた。これらの課題解決には、受け入れ側の組織文化の変革と、継続的な多文化理解教育が不可欠であることが示された。
実践的な定着支援策の重要性
成功企業の事例では、入社前の期待値調整から始まり、入社後の段階的なフォローアップ、キャリア開発支援まで、体系的なサポート体制を構築していることが特徴的だった。また、外国籍人材同士のネットワーク構築支援や、日本人社員向けの異文化理解研修の実施なども効果的な施策として報告されている。
IT業界では今後も外国籍人材の採用ニーズが高まると予想される中、単なる採用だけでなく、定着から活躍まで見据えた総合的な人材マネジメント戦略の構築が企業の競争力向上につながることが本調査で明らかになった。
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