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上司を教育する、という感覚。

「上司を教育するのは部下の仕事だ」

今の会社に入って、今年で15年目を迎えた。

先輩たちにはたくさんの金言をもらってきたが、冒頭のセリフはその中でも特に印象に残っている1つ。

このセリフに触れるまで、僕は上司を絶対の存在と捉えていた。
黒いカラスも上司が「白だ」と言えば、白いカラスになる。入社して数年は、そんな風に過ごしてきた。

しかし、ちょっと変わり者の先輩に出会って、その考えは変わった。

冒頭のセリフを言われて、当時の僕は混乱した。

上司に教育されることはあっても、上司を教育するなんて聞いたことがない。
そう言いたげな僕の表情を見ても、先輩は続けた。

「いいか。お前が上司を甘やかしたら、その上司はここで終わりだ。上司に偉くなってほしいなら、上司をチヤホヤするな。上司を教育するのだって、部下の仕事だ。」

全くもって意味がわからなかったが、どうやら先輩が言いたかったのはこんなサイクルのことだった。

偉そうな肩書を持ったり、大きな仕事を担当すると、自然と周りにチヤホヤされるようになる。

周囲は無責任にチヤホヤする。しかしそれが原因で上司は守りに入ってしまい、結果的に部下からの信頼を失い、チームを去ることになる。だから好きな上司なら、なおさらチヤホヤするな。

先輩はそう言いたかったようだ。

この教えを守り、僕は好きな上司ほど絶対にチヤホヤしないと決めている。

そのおかげもあってか、好きな上司はどんどん出世していった。

「上司を教育せよ、という教育」が組織を育てることも、あるのかもしれない。

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この記事を書いた人

立教大学法学部を卒業後、2007年に大手広告会社に入社。営業職時代に第1回の販促会議賞(現:販促コンペ)を受賞し、プランナーに転向。その後、同コンペで5大会連続入賞。2013年に社内ベンチャー「サークルアップ」事業を立ち上げ、2014年度のグッドデザイン賞ビジネスモデル部門を受賞。現在は、新規事業開発や採用ブランディングに関するディレクターとして活動。日経COMEMOのキーオピニオンリーダー。
主な受賞歴としてアメリカのOne Show、ドイツのRed dotデザイン賞、日本のキッズデザイン賞など。
著書に「広告のやりかたで就活をやってみた」
「なぜ君たちは就活になると、みんなおなじようなことばかりしゃべりだすのか」

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